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大阪50山ー33、34、35 阿武山、歌垣山、小和田山

10月6日(土)
阿武山
最初のルートからは、柵がしてあり、さく越えしての本来の登山道ルートに入られない。
雨も降ってきたし、止めようかとも思ったが、気を取り直して、ぐるっと回って山頂へ。
予定したより大幅に時間がかかる。

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10月6日の山歩き  2時間50分  9.0km

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行き
地下鉄 清水駅ー太子橋今市駅
    太子ー東梅田駅      600円
    梅田駅ー富田駅      270円
バス  富田駅ー消防署前バス停  220円


10月7日(日) 
歌垣山と小和田山をセットで登る。
まずは歌垣山。
思っていたより、うんといい山だった。
静かな山で私向き。 誰にも会わず。

歌垣山を登り終えて、そのまま小和田山へ。
小和田山。
山と渓谷社の「大阪府の山」にあまりいい事が書いてなかったが、まさにその通りとなる。
小和田山は皇太子ご成婚にあやかって登山者が急増したが、もとは北摂の山でも有数の藪山だった。
登り口は仏像の左側から歩く

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今は、ブームもすっかり影を潜め、再び藪(やぶ)が濃くなりつつあるとのコメント。

七宝寺を超えて、いよいよ登山道となるも、台風の影響による倒木とクモの巣で大変。
まずは釈迦ケ嶽を目指すも、その途中、倒木&クモの巣で心が折れそうになる。

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倒木を乗り越えようとして、クモの巣。
クモの巣をかきわけてまた倒木。
その繰り返し。
真剣に途中で、何度、引き返そうかと思った事か。
山頂に着いて、
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もう、下山であの道はコリゴリだと他の道を行くが、下山で2度、藪に阻まれて、
どうにも動きが取れなくなった。
13時過ぎ。
このまま遭難かとの思いが、頭をよぎるが、まだ携帯に電池が残っており、日暮れまでには時間がある。
気を取り直して、山頂に戻り、3度目の下山を北西の道を選択。
この道、ヤマップに登山道の軌跡がなく、不安だったが、なんの問題も無く下山出来た。
舗装道路に戻れた時は、正直、遭難しなかった事に感謝する。
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自宅に戻り、調べてみると北西の道は、山と渓谷社の「大阪府の山」にはちゃんと記載されており、
逆に私が下った道は2つとも登山道としての記載が無かった。
いつの間にか、ヤマップに頼りすぎていた自分に反省。
地形図、ヤマップを、うまく使い分けるバランス感覚が必要ですね。

今日、感じた事だけど小和田山の、南斜面と北斜面での倒木の様子がまったく違う。
そういえば、大阪の山では、南斜面から登るケースが多く、いつも倒木に苦労させられる。
9月の台風では、もしかしたら山は南斜面をやられたが、北斜面からなら案外と、
安全な山歩きが出来るかもしれない。
今度、試してみようかと思うが、登山口は山の南側に多い。


小和田山は、人が少なく藪化しているのと、この前の台風で倒木とクモの巣が多く、
今まで登った大阪50山の中で一番大変だった。
台風前の、通常時なら特に問題ない山だったと思います。
9月の台風で、ほんと大阪の山が変わってしまいましたね。
いろいろと考えさせられた山歩きとなりました。
当然、往復誰にも会わず。


行き
地下鉄 清水駅ー太子橋今市駅
    太子ー東梅田駅      600円
阪急  梅田駅ー川西能勢     590円
能勢  能勢ー妙見口
バス  妙見ー歌垣山登山口バス停  550円


山歩きメモ
小和田山
6時間30分 13.8km

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先週と今週読んだ本 5冊レビュー

「人を殺すとはどういう事か」               美達大和
凄い題名ですが、先週初めて読んだ「女子高生サヤカが学んだ1万人に1人の勉強法」で、
すでに美達大和さんの本を読み、彼の姿勢、考え方を知ったので、
さらに美達大和さんの事を知りたくなり、この本を読む。
美達大和さんは1959年生まれで僕とは、同級生。
2人を殺しており無期懲役囚ではありますが、僕は彼の善の心を持った長所の面に目を向けてます。
まずその驚異的な読書量 
無期懲役囚の今でも月間50~100冊の本を読んであるし、社会にいた頃は、
単行本100冊~200冊、週刊誌20誌、月刊誌80誌から100誌を読んであった。
今、年間100冊以上に挑戦している僕にとっては、読書の師匠だと自分勝手に解釈しています。
本の内容は、刑務所の生活の様子とか、殺人犯12人の性格や考え方などを書いてあるが、
僕にとっての1番の内容は、美達大和氏の本に対する姿勢や善の部分の内容ですね。


「人生を変える読書 無期懲役囚の心を揺さぶった42冊」  未達大和
推薦本の42冊の彼のレビューを読むのが楽しいです。


「さらなる定年後のリアル」 勢古浩爾 せここうじ
一応、全部読んだんだけど、レビューしようとすると言葉が出てこない。
ようは自分のしたいことをすればいいんだろうけど。
著者は僕に似ている部分が多いかなあと感じてます。


「白い死神」 ペトリ・サルヤネン  2012年
フィンランド・ソ連の戦争において、フィンランドの狙撃手(スナイパー)として、ソ連軍兵士 542名を狙撃した
シモ・ヘイヘの自伝
零下20~30℃の森の雪の中にうつ伏せて、じっと狙撃する敵を待つ。
ソ連赤軍から「白い死神」と恐れられる。
自身もその戦闘中に顔面に被弾し、一週間の意識不明となるも
542名の狙撃手としての記録は、第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争の中で1位の記録。
身長160cm 物静かで穏やかな性格の農夫だった。
狙撃がうまくなるコツを聞かれると、一言「練習だ」との寡黙な方だった。


「調理場という戦場 斉須政雄」  斉須政雄
単身、23歳でフランスに渡り、12年間、フランスの一つ星から三ツ星までのお店 6店で修業し、
独立後、東京「コート・ドール」の料理長に就任し、現在、同オーナーシェフ。
フランスに来て、4日目、最初のお店で、ソーシェ(ソースを作る係り)が夜逃げした後の係りをまかされて、
朝、7時から夜12時過ぎまで仕事。
週2回の市場の買い出しの日は、午前2時半に店を出て、睡眠時間30分
この店には、4年4ケ月いたが、オーナーが他の店に行かせてくれなかった。
まさに奴隷ですね。
フランス3店目、ここのところが一番好き。
日に5回、掃除をする快適な職場。三ッ星レストランの調理場の清潔さに圧倒される。
ステンレスが輝き、白いタイルがピカピカ光っている。
日本に戻ったら、こんな店にしたいとの想い。
東京 コートドールでの日々の仕事の内容とその想い。
最後は上に立つ人の気持ちなんですね。
いい本でした。



by katuyamak | 2018-10-08 19:09 | 関西の山歩き