梅雨時の宗像四塚縦走 城山~金山~孔大寺山~湯川山
山:城山(369M)~金山(317M)~孔大寺山(499M)~湯川山(471M)
交通機関:博多駅~JR教育大前駅~縦走路~西鉄バス 門前バス停~JR東郷駅~博多駅
麺:資さんうどん(画像無し)
湯:入らず
歩いた距離: 17.1km(GPSによる)
飲んだ水 3リットル
交通機関料金
JR博多駅~JR教育大前 630円
西鉄バス 門前バス停~東郷駅 430円
JR東郷駅~JR博多駅 540円
先週、歯医者さんで親知らずを抜歯し、体調が悪い中、この一週間は、朝1時間、夜1時間と読書に励んだ。
今年は6月までにすでに50冊の本を読んでおり、毎月の平均が、8.3冊と自分の中では驚異的なハイペースである。
natsucocoさんの影響で、久し振りに新田次郎氏の「槍ケ岳開山」を読んで以降、山の本を合わせて 4冊読んだ。
どれも私の山の心、魂を揺さぶってくれた素晴らしい本達であった。
「ソロ」
山野井氏の事はNHKで2度ほど、見た事はあったが、本を読んでも、とてもおもしろかった。
山野井氏も植村氏も本を読んであらためて、解った事がある。
外国の山に登る為に外国の山に登る(壁に登る)以外の事をすべて捨てている点で一致している。
すべての自分の欲望を抑えて、行動して お金を貯める事だけに専念してある点。
山に登る(壁を登る)その1点だけの為だけに、自分の人生のすべてを捧げ、その他はすべて捨てる。
その純粋でピュアな魂のなんと清らかな事であろう。
一気に読み終える。
「悩んだときは山に行け!」
漫画であった。
漫画ではあったが、その山を愛する想い、山に憧れる内容は素晴らしい。
ラスト10ページは、あまりにも鈴木みきさんの書いた内容に共感し、泣きそうであった。
「青春を山に賭けて」
確か私が20歳前後の頃に読んだ本である。
再読である。
福岡市図書館にあるのを発見し、「ソロ」と合わせて予約を入れて読んだ。
30数年ぶりに、あらためて読むが、やはり、いい内容である。
あ、そうだった。
山のレポを忘れていた。
つまり、私は、読書後、この3名に痛く共感し、この梅雨時の抜歯した後の体力の無い状態で、縦走をしたくなったのである。
なんでもいいので、山登りに対する気持ちだけでも、彼らに近づきたかったのかもしれない。
これだけ書いた後なので、私の山のレポはさらりと流します。
JR教育大前から城山を見る
駅を降りて、左に行かないといけないのに、右に行ってしまった。
往復30分のロスとなる(悲)
さらに近づく
城山山頂手前で、toshiyanさんと、GENさんとお会いする。
GENさんは電話もらったら、縦走の帰りに駅まで送ってあげると言ってくれた。
結局、お願いはしなかったが、心細い縦走だったので、気持ちはとても有難かった。
山頂ではまた唐津街道さんとお会いでき、嬉しかった。
ウスキキヌガサダケとは出会えず。
小雨の城山山頂
幽玄の世界 金山に向かう縦走路
金山 北岳山頂
孔大寺山山頂((こだいじ山と読むらしい)
湯川山山頂
湯川山山頂の手前
国道495号線の垂見峠からの登りがほんとにしんどかった。
正直、リタイアしたかったところ。
ここからの登りの1歩、1歩は亀歩き、牛歩状態の登りとなる。
ストックの力を借りて、1歩、1歩ゆっくり登った。
湯川山山頂で、もう登りがないと思うと嬉しかった。
西鉄門前バス停
ここまで歩いて7時間57分
最初から最後まで見事歩きとおせた。
下のバス停の待合所の中でシャツ、パンツすべてを着替える。
山歩きメモ
縦走時間7時間57分(道間違い50分、休憩15分含む)
親知らずの抜歯から1週間かつ梅雨時の山登りとコンディションは最悪に近く、とてもいいとは言えない。
急登の下りの登山道は道がズルズルで、ロープの助け無しでは下れなかった。
その中で交通機関を使っての17.1kmの縦走は、最後まであきらめずによく歩けた。
読書を通して、山の素晴らしさをあらためて教えてくれた
山野井泰史さん、
鈴木みきさん、
植村直己さんにあらためて感謝である。
by katuyamak | 2012-07-01 21:21 | 山歩き