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雨の大船山

10/12(日)  雨の大船山(1787m)   3名

起床3:10-太宰府出発4:00-男池登山口6:55-大戸越え8:33-北大船山-大船山避難小屋(休憩約15分)-大船山9:58-風穴-男池登山口13:30-白水鉱泉-星座-自宅19:00頃

行きも帰りも高速使わずのケチケチ登山。


10/11、12、13はやっとの3連休だ。私としては絶好のこの機会に祖母山に行こうと思っていたが、8/24編に書いてあるMさんからくじゅうに行こうというお誘いのメールをもらった。
私にとってはMさんは三郡山系では神様みたいな方だし、この伝説のような方からのお誘いでは、たとえ運転手でも、カバン持ちでも行かないといけない。
最近、山登りをどんどんしているごえもん君も誘っての、31歳、43歳、55歳という山登りをしない限りは普段、絶対遊ばないような12歳ずつ年が違う不思議な組み合わせでの山登り行きとなる。
Mさん私以上に信念持ってある方で、高速道路は使わずに今日もオール下道での移動となる。
くじゅうに往復、下道で行くのは私くらいと思っていたが、私以上の方がいたというのは大変嬉しいが、今日は少々疲れた。


さて福岡は雨は降ってなかったが、日田過ぎたくらいから雨になり、くじゅうでは完全に雨となり、私も7/20以来の雨の山登りとなった。

7時前雨の中を出発、Mさん、先日は犬を連れての散歩でこのコースを下見してあり、男池から大戸越えまでを75分とメールに書いてあった。

私が95分かかるのに今日はかなり根性入れてついていかないかんと覚悟を決めての出発だった。この3名では私が一番遅い。
ごえもん君も先日、かまど神社から宝満頂上までを49分で登っているので、このメンバー構成はかなり私にとっては無理があった。
先頭はMさん、ゆっくり登ってくれたと思うけど、休まないし、私にとっては少々苦しい、上に記載している時間ではたいした事はないようだけど、ずっと雨の中を登ってカッパは中から蒸れるし、帽子、軍手も絞って水がしたたり落ちるほどよく雨が降っているので雨の日は普通のタイム以上に時間がかかるもの。
1時間程して、ソババッケ過ぎた途中から何とか付いていった私が先頭を歩くように言われてちょっと楽になった。
結局大戸越えまで98分といつもの私のペースにしてもらった。
北大船山からの紅葉を見る余裕がなかなか無い。帽子も深くかぶらないと雨が入るし、回りの景色を見る余裕もこの雨の中、よく出来なかった。
すれ違う人もほとんどおらず、わずかに大船山頂上付近ですれ違った程度であった。

途中の大船山避難小屋でちょっと休憩。
唯一の写真となった。
雨の大船山_c0077338_23183647.jpg


あとはまったく撮れなかった。小屋でも天井から水滴が落ちてくるし、霧のような雨が舞っていたので、デジカメが濡れてしまった。
霊写真のようになっているが、かえって雨の中を写したというリアルな写真と思う。こういう日はデジカメが濡れてしまい、写さないほうがいいと思った。ここまで来たらなんとしても登らないといけない。

大船山頂上着。登り3時間3分。
先日、Mさん単独で2時間20分で登ってあるが、今の私では無理。頂上からは雨と雲でまわりはまったく何も見えない。
そういえば私は大船山には5回くらい登っているが、まだ御池なるものを見た事がない。いつも雨とか雲がかかったりしてどの辺が御池ですか?とMさんに言うとそのまま下って連れて行ってくれた。

うーん、これが御池か。デジカメで撮れないのが残念。紅葉も進んで、ゆっくり腰を落ち着けてみたい場所だ。いつか晴れた日にもう一度来ようと思った。何か秘密の場所を教えてもらったような嬉しい気分。

また山頂ではMさんがビールを担いできてくれていて頂上で雨に濡れながら乾杯。Mさんありがとう。
じっとしていると寒くなってきたので、下山開始、下りは私はまったく始めての風穴までのコースとの事。
このコース勾配も急で登り、下りは大変そうだ。でもそれだけに今度このコースからは一度登ってみようかなと思った。

下りでもMさんについていくのがやっとこさ。
とにかく早い。コケがはえた石の上などもすいすい。
後ろからついていって山登り2400回の男の凄さをあらためて感じた。でも私としては嬉しい。だって山登りは年齢ではないのだと思った。今からでもトレーニングと回数次第で私も少しはMさんに近づけるかもしれない。
自分に悲観的にならずに前向きにがんばろうと思った。
無事に男池に着き、カッパを脱いでも全身ずぶ濡れで男池の駐車場には誰もいなかったので、ごえもん君はパンツも脱いで着替えたので、私もパンツも脱いだが、代えがなかったので、そのまま素でズボンをはいた。
濡れた服、カッパ、スパッツ、タオルその他はすべてゴミ袋に入れた。これは役に立つ。


帰りに星座さんに寄り、Mさんを紹介し、少々おじゃまして山の話などをしていて、やっさんとMさんの会話を私とごえもん君が少々口をはさむ状態。
くじゅうの事、山のマナー、人命救助、山の植物の事。隣でレべルの高い話ばかりで参考になった。
その中でやっさんが私のHPは山のレベルが低レベルだからいいのだと褒められいるのかよくわからない言葉をいただき、だからそういう方達が見ているし、集まるので私の山のレベルが上がるとその方達も離れるかもしれないよみたいな事を教えてもらった。
そうか最近悩んでいた事がこの一言ですっかり目からうろこ状態となった。
そうなんだ私の山のレベルと経験はまったくたいした事はないのだ。
それでおもしろくないと思う人は他のHPを見ればいいし、初心者の方が読んで参考になればいいのだとすっかり自身回復。今のままで山での感じた事を素直に書いていこう。
さらにやっさんから山に対する情熱のDNAみたいなものが同じだからリンクしたんだみたいな事も教えてくれてこれで私もまたまた納得。
やっさんもMさんもごえもん君も私もこれを読んでくれている方も山登りに対する情熱のDNAが同じなんだという事がわかった。Mさんが私を誘ってくれたのも山登りの情熱だけは伝わったんだな思って最近悩んでいた事がこの雨の大船山と星座により、きれいに流されたようだ。

雨の中、大変苦しい山登りとなったが、Mさんとやっさんには感謝したい。
低レベルでも前向きに山登りを続けようと思った雨のくじゅうであった。山の情熱はますます最近高まってきている。しかし先週が山ビギナーの26歳の若者で、今週が大ベテランの2400回の方との山登りとまったく私が1、2ケ月前には想像すらしてなかった方達との山登りの展開で、この予想すらしてない山仲間の展開を一番楽しんでいるのはもちろんこの私です。

by katuyamak | 2003-10-12 00:00 | 山歩き