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前岳

6/7(土) 九重の前岳(1334m)へ  単独


             起床    4:30
           自宅出発   5:20
     白水鉱泉黒嶽荘出発   8:50
           前岳頂上  10:35
    白水鉱泉駐車場着   12:40
           自宅着    18:00頃

 昨日からどこの山に登るかずっと考えていたがどうもいまいち気分が乗らなかった。なぜかと考えたら、前回九重に行った時にずっと下道だったせいか疲れたのを覚えているようで、心は九重に行きたいがどうも体は拒否しているようだ。そこで軽めの山登りをしようと計画する。
shinoさんのホームページを参考にし、白水鉱泉から登り、前岳まででやめて往復するようにした。本当は黒岳までは行きたいがどうしても男池まで縦走しないといけないと思っていたので前岳までで引き返すようにする。
前日もテレビでマトリックスの映画があっていてついつい見てしまい、23時半まで見てしまう。睡眠時間は4時間程になってしまった。
なぜ九重に行きたいかというと梅雨前にもう一度遠征したいのと、白水鉱泉の水がどうしてもまた飲みたくなった事である。
金もないので相変わらずオール下道という前回と同じパターンにする。

男池駐車場は8時頃通ったがもう駐車場に入れずに、路上駐車して満杯状態である。
しかし前岳は登りと頂上では誰にも会わなかった。同じ黒岳の登山口なのだが。
登りも自然の石を利用したような登山道で距離は短いはずだが、石も並びが不自然で非常に神経使いながら登る。まったく登山道らしくない道ですばやく歩けない。しかしそれだけ自然に逆らわないように自然に作ってあり、別の世界のような秘境の感じがする。
まったく初めての登山道であるが歩きにくい点以外は別に問題ないが、とにかく進めない。
標高差は700mから出発で頂上が1334mなので約630mくらいでいつもの福岡の山と変わらないがこちらの方が疲れる。そして一気の急登なので登りはいいが、下りは別の道を歩きたいところ。しかしシャクナゲの木の多さに驚く。すべて花は散っているが、これは5月は相当の花のトンネルが出来ているのではと思う。是非来年は登りたい。

前日どうも気分が乗らなかったので、今日はデジカメも忘れて写真も取れなかった。
やはり福岡以外の山に行く時は単独はしんどい。さて頂上では1本だけミヤマキリシマが咲いていてくれていた。登り、下りでこの1本だけ。しかし今日の山登りはこれだけで十分。
下りのロープがかけてあるところで初めて登山者の方(単独)と会う。この方と少し情報交換して、5分程話した情報によれば、

  1.白水鉱泉から黒岳まで健脚の方で3時間半。
  1.風穴から白水鉱泉へ南から東に戻れる道がある。

確かに風穴から戻れるような登山道が地図にある。まったく気が付かなかった。これなら白水鉱泉から男池まで行く縦走しなくても戻れるという事がわかった。いずれまたアタックしようと思う。帰りは白水鉱泉の水を30リットル買って、会社の方にも分けてみんなで飲む予定。
ここの水はなぜか大好き。いつでも200mlは飲める。
九重の穴場は白水鉱泉と七里田温泉ですが、知ってる人は少ない。
無事に下山したら、ちょうど黒嶽荘でそうめん流しをしていて、若いカップルなどが食べていたので私も早速注文。1人前400円で、白水鉱泉の水をどんどん流して食べるそうめんはうまかった。朝登る時にここから水が溢れている箇所が30箇所程あり、なんの意味があるのかなあと思ったらそうめん流し用の水だったわけだ。しかし贅沢なそうめん流しだ。福岡市の私からすれば垂れ流しの水が実にもったいない。
けちけちせず、水をじゃんじゃん使うのがそうめん流しのよさだから、自然豊かな証拠だろう。
そうめんは冷たくて、下山したばかりの私にちょうどよかった。
もちろん水は独特の白水鉱泉の水である。しばらくゆっくりしていたら汗もひき、実にゆっくりした時間が過ごせた。

帰りはゆっくりと下道で帰り、途中玖珠で 100円の温泉に入り、朝倉でそば慢頭を500円分買ったら、若い子がどうぞとお茶と100円のそば饅頭を試食で持ってきてくれた。次回からは必ずこの店でまたそば饅頭を買おうと心に誓う。眠たくなりながらもなんとか18時に家に着いた。次回来る時は夏になるだろうなあ。もちろんその時はまたそうめん食べたいし、今度は久しぶりに七里田温泉に入りたい。
九重で自然のありがたさを教えてもらったいい一日だった。

by katuyamak | 2003-06-07 00:00 | 山歩き