六甲山最高峰 ロープウエイ有馬温泉駅での失敗
起床4時20分
昨晩は21時前に就寝。
前日13。5kmを歩いているので、足取りが重い。
出張の仕事を前に2日間 各13km以上の山歩きは少々無謀な気もするが果たして・・・・
疲れは取れてなかったが、六甲山ルートは歩くたびに、風景が変わり、見どころも多くとてもいい山であった。
JR新今宮駅発5:12-JR芦屋駅着6:01
さて、いつものように六甲山に対する知識は何もない。
JR芦屋駅を降りて、とにかく出発点となるであろう阪急 芦屋川駅を目指す。
歩いて10分程であった。
阪急 芦屋川駅のそばの橋から見た画像。
あれが六甲か・・・
いい山の予感。
さて、芦屋駅前からこの登山ルートに来るまでの間・・・
画像を写してないが、高級住宅街である。
ベンツ、BMW等高級外車ばかりの住宅街。
芦屋である。
日本でも有名なセレブが多い街らしい。
まさにその雰囲気は私にも十分伝わった。
さて、前日、西成の2400円のビジネスホテルに泊まった私は、この芦屋のセレブの空気と雰囲気を
おいしくいただき(笑)
山を目指す。
下の画像だけは、たくさん見た「ロックガーデン」の登場である。
ここはおもしろかった。
さて、ここから、さらにさらに登りが続く。
前日、13km歩いている私の体がとにかく重い。
最近2日連続で山を歩く事などほとんどないので、少々疲労困憊。
今は朝だからよかったけど、この日もまた温度が暑かったんだ。
重い足取りで1歩、1歩と
ザックに担いだ1泊2日の衣服、その他と本5冊もズシリと重い。
ここでホッとひとときの休憩。
タオルで噴き出た汗をぬぐう。
風吹岩到着
ここまでJR芦屋駅より登り1時間40分
最高峰までは、まだまだ遠そうだ。
また雰囲気が変わり、
こんなところも歩き
渡渉したりして
やっと最高峰が顔を出した。
まだまだだ。
最高峰まで1.9km
ここまで実にいい雰囲気で歩いたきたのだが、一軒茶屋でがっかりである。
舗装道路と観光客の出現。
そうか。
背振山と一緒なんだな。
山頂まで行けるんだ。
それでもなんとか9時50分六甲山最高峰へ到着
JR芦屋駅着が6時だったので、登り 3時間50分もかかったのである。
実に長かった。
山と渓谷社の標準タイムが3時間25分程度であるから、それより時間がかかっている。
終始、足取りは重く、水も2リットル近く補給しており、バテバテである。
その分、山頂に着いた時は、感慨もひとしおであった。
それでもまだ山歩きは終わっていない。
下山開始
有馬温泉方面へ。
有馬温泉までの道は、歩きやすく、緩やかな下りで、風景もいい雰囲気で歩きやすい道であった。
山歩きメモ
JR芦屋駅6:01-六甲山最高峰09:50-ロープウエイ有馬温泉駅11:25
5時間25分の山歩き 13.7km
ここでロープウエイ有馬温泉駅での失敗を正直に報告
さて、ロープウエイ有馬温泉駅に着いた私は、これで山歩きが終わったと勘違いした。
上の地図をよく見ておいて下さい。
時刻は11時半
二日間で27kmを歩き、温度は急上昇し、残暑きびしく汗が噴き出てヘロヘロの状態である。
もう歩きたくない。
本来、ロープウエイやタクシーなど、無駄なお金は、使わない私であるが、やむを得ない。
これで下山出来るなら安いもんだ。
切符売り場で下り1枚と言って、切符を買った。
切符の文字は見ていない。
子供連れの観光客が多いなかに、汗臭い山から下りてきたザックの重そうなおっさんが一人ポツンと並んでいる。
とにかくロープウエイで下って有馬温泉に行こう。
私の気持ちは、この時 これだけ。
さて、ロープウエイが動き出した。
登っている。
私の頭がクラッとした。
下らんといかんやろ~。
やっと、ここで私の間違いに気が付く。
私はこのロープウエイは有馬温泉に下るものと思っていたが、六甲山系を見渡せる頂上に向かっていたのだ
六甲山ロープウエイの存在を知らなかった私は、疲労困憊の頭の中で、このロープウエイは、有馬温泉行きの下りなのだと勝手に思い込んでいたのだった。
子供連れの観光客の大半が、登るにつれてその風景、景色に、車掌の説明に、感嘆の声を上げる。
ワ~、ホ~、スゴ~イ
その中でただ一人、私の顔は笑えずに、ひきつっていた。
頂上に着いて、また泣く泣く下りの切符を買った。
最初から往復切符を買えば、安かったのにその事すらまったく知らずに・・・
頭の中で、せっかくロープウエイの景色を見てるんだから、楽しもうと心に言い聞かせるが、気持ちの切り替えもすんなり出来ない。
いや~、とてもありがたかった思い出と料金1960円である。
これからロープウエイ有馬温泉を思い出すたびに、苦笑する事だろう。
気を取り直し(笑)有馬温泉 金の湯に入る。
今度は、ちゃんと間違えずに、電鉄 有馬温泉駅に着いた。
今度は間違わず、大阪 梅田に向かった。
二日間、ひとり山と向き合い、楽しい山歩きであった。
最後にオチまであったけどね。
まったく何も情報も知らない土地での山歩きもいいものである。
by katuyamak | 2013-09-29 07:37