人気ブログランキング | 話題のタグを見る

危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳

7月28日(土)
週末は、キャンプをする予定であった。
場所は決まっていない。
ただ日曜日は、鶴見岳でも登ろうかと思い、逆算し、土曜はくじゅう 裏ルートの白口岳、稲星山のルートを選択。

このルートを選択した事により、ここ数年、単独で歩いている中で、今回は命の危険を感じた山歩きとなった。

朝、沢水登山口から
この時、GPSの電池が切れそうになっており、替えの電池がない事に気が付く。
こんな場所の近くに電池は売っていない。
とりあえず、くじゅう花公園が近くにあったので、ここの売店で電池購入。
電池交換する事で30分のロス発生。
しかし、このGPSがあったおかげで今回は、私は救われたと思っている。
沢水登山口出発10:15
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5425957.jpg

10:45 くたみ分かれ
ここにすでに水害と思われる被害がわかる。

危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5432517.jpg

ここもすでに道がわからなくなっている場所
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5434838.jpg


危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_544983.jpg

11:05
佐渡窪と言われる場所。初めて来た。
ここまでは順調だった。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5443753.jpg


危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5451235.jpg


危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_545429.jpg


危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_546171.jpg

ここまでは順調だった。
問題はここからだ。
沢が崩壊しており、登山道がわからなくなっていた。
私はこの逆ルートは初めてである。
鉾立峠まであと少しであるが、ここからがどう歩いていいかがわからない。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_546275.jpg


危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5464866.jpg

GPSではこのルートで合っているのだが、このままこの道を進むのか?
かなり危ないルートだ。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_547810.jpg

この道を進んでいて、ルートが外れている事に気が付く。
道迷いした。

冷静に。冷静に。
まずこのルートをもとにもどるだけでも大変である。
強引に東の道を進むが進めない。
やぶこぎも出来ない。
落ちつけ。自分に言い聞かせる。
もとに戻るのも、相当の時間がかかる。

このルートから東の道に、白いポールがあるのを見た。
ここから強引に東を進み、登山道に出る。
危なかった。鉾立峠に出るまで1時間20分を要する。
通常なら、道迷いの前の道から峠まで15分程度のはずである。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5472755.jpg

鉾立峠 13:15 ここまでで3時間かかる。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5475748.jpg

坊がつるキャンプ場が見える。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5481922.jpg

向こうからガスが近づいてくる。
ここから暗雲がやってきた。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_548461.jpg

白口岳 14:15
ここまで4時間を要する。
山頂付近から大雨となる。
急いで下山。
稲星山なんてとても寄れない。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_549843.jpg

下の画像が最後の画像となる。
大雨の中、やっと写した1枚。
この時、下りにもかなりの危険を感じる。
実際、その通りとなった。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_5492776.jpg

ここから登山口までの下り 2時間半は実に長かった。
このルートを歩いた方はわかると思う。
通常は登りで使うルートだと思う。
大雨により、くじゅうのあの黒土が非常に滑りやすくなり、転倒の危険がある。

近くでかみなりの音がし出した。
これには焦った。
焦っても、ゆっくりしか下れない。
その前に、このルートで合っているのか?
途中、途中で大雨による被害と思われる、寸断した登山道を下る。
何度も何度も赤テープを確認する。
道がわからないのだ。

大雨とかみなりが恐かった。
また崩壊しやすくなっている登山道の下り。
安易にこのルートを選択してしまった自分が悔やまれる。
遭難するんじゃないかと思った。

転倒して動けなくなったら、もうおしまいである。
慎重に、慎重に一歩、一歩、用心して下る。

かみなりの音が遠のいて、助かったと思った。
生きた心地はしなかった。

16時45分 登山口に戻る。
ここまで6時間半の山歩きだった。
危なかった!  くじゅう 沢水登山口~白口岳_c0077338_17441938.jpg

山歩きを終えて

最近、夏山を長く歩いているので、体力的にも自信を持って臨んだ、くじゅうであったが、自然の前になすすべもなく跳ね返された。

大雨の被害はごく身近にある事を知った山歩きであった。
登る前に慎重な下調べが必要であると思う。

また登りの開始時間も終わってみれば、遅かったと思う。
通常はもっと早いのであるが、仕事の疲れもとれてなかったのが要因。
いろいろと反省多き山歩きだった。

この後、温泉に入るが、出た後も雨は降っていた。
今回の、キャンプはあきらめて、福岡に戻る。

最後に頼るものはGPSであった。
これがなかったら、たぶんまださ迷っていたかもしれないし、無事に下山出来なかったかもしれない。
単独行での必須アイテムである。

今回、わざわざ電池交換してよかったとつくづく思った。

by katuyamak | 2012-07-29 17:17 | 山歩き